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ふと思いついたシーンをメモメモ。
妄想注意。意味わからんです。
なんとなく設定。
↓
とりあえず時代は昔。どれくらいって言うと着物を皆が着ているぐらいの頃。(かなりアバウト笑)
ヒスイ この話での主人公。蛇神に呪われて力の加減ができなくなった能力者
力を使うと体が若返っていく(最終的に赤子になり消滅的な呪い)
カワセミ ヒスイの用心棒。日本刀の使い手。
蛇神 呪いの元凶。いくつもの分身を持ち、本体は身を隠し力をためている。
妄想注意。意味わからんです。
なんとなく設定。
↓
とりあえず時代は昔。どれくらいって言うと着物を皆が着ているぐらいの頃。(かなりアバウト笑)
ヒスイ この話での主人公。蛇神に呪われて力の加減ができなくなった能力者
力を使うと体が若返っていく(最終的に赤子になり消滅的な呪い)
カワセミ ヒスイの用心棒。日本刀の使い手。
蛇神 呪いの元凶。いくつもの分身を持ち、本体は身を隠し力をためている。
く…。このままでは…。
目の前は焼け野原だった。草はとうに消え去り、土は爛れ、空は煙で灰に染まっている。
目の前には憎き神が、火の粉を散らせこちらを睨んでいる。
ある程度は弱ってはいるようだ。しかし―。
「仕方あるまい…。」
ヒスイは右腕に絡みつく数珠を外していく。その下の幾重にも巻かれた布も。
「だめだっ…ヒィ様っ!……体が…持ちませぬぞ…!!」
自らが傷を負うよりも悲痛な叫び声をあげるカワセミ。その右手は主を止めようともがくも届かず、左手は体を起こそうとするも支えきれずに地に伏した。
ぐふっ…。カワセミの呻きを聞きながらも、ヒスイは布を取り払った。もう、それが腕なのか持ち主のヒスイにすら分からなくなっていた。赤黒いしみと浮き上がった血管は妖怪のそれのようだ。
痛みでしかこの手の感覚を知れぬとは皮肉なことよ。そう思いながら、手のひらを蛇神に向けた。
蛇は体を反らせ、大気を吸い込んだ。そしてそれを劫火に変え吹きつけようとした。その時。
「去れ。」
圧倒的な光がその場を包みこんだ。
光がおさまると、そこには何もなかった。蛇神の鱗一枚、草の一本さえも。
どさっ。
重みを受け止める草のない大地に倒れる音。
「ヒィ様!!」
ヒスイの体からは紫煙が昇り、みるみると15歳ほどの体形になっていた。
ズルズルと這いずり、ようやく主の元へ辿り着いた用心棒は、ただただすすり泣いた。
「…申し訳ありません。俺が…、俺にもっと力があれば…!!あなたに「手」を使わせずにすんだのに…!!」
ヒスイは意識を失ったままぐったりとしている。それを背に担ぎ、カワセミは歩を進めた。一歩歩くごとに全身が軋む。だが、それすら自分が守れなかったものの重みのような気がして、歯を食いしばってこらえた。
「二度と…、二度とあなたをこんな目には合わせない。俺が全部薙ぎ払ってやる…。」
涙に潤んだ目の奥に、小さくも猛々しい炎が揺らめいていた。
みたいな。
ようは、「強大な力を持つ主人公」が何らかの理由で「力を封印」され、しかしその「力を使わざるを得ない状況に陥る」シーンが書きたかっただけです。
この話はもう少し構想を練っておくつもりです。
というかこいつら脇役組だし。
どうにも脇役ばかり好きになる傾向があるので、自分の書くものではきちんと味のある主人公を描ければいいなー(遠い目)とか思っています。
目の前は焼け野原だった。草はとうに消え去り、土は爛れ、空は煙で灰に染まっている。
目の前には憎き神が、火の粉を散らせこちらを睨んでいる。
ある程度は弱ってはいるようだ。しかし―。
「仕方あるまい…。」
ヒスイは右腕に絡みつく数珠を外していく。その下の幾重にも巻かれた布も。
「だめだっ…ヒィ様っ!……体が…持ちませぬぞ…!!」
自らが傷を負うよりも悲痛な叫び声をあげるカワセミ。その右手は主を止めようともがくも届かず、左手は体を起こそうとするも支えきれずに地に伏した。
ぐふっ…。カワセミの呻きを聞きながらも、ヒスイは布を取り払った。もう、それが腕なのか持ち主のヒスイにすら分からなくなっていた。赤黒いしみと浮き上がった血管は妖怪のそれのようだ。
痛みでしかこの手の感覚を知れぬとは皮肉なことよ。そう思いながら、手のひらを蛇神に向けた。
蛇は体を反らせ、大気を吸い込んだ。そしてそれを劫火に変え吹きつけようとした。その時。
「去れ。」
圧倒的な光がその場を包みこんだ。
光がおさまると、そこには何もなかった。蛇神の鱗一枚、草の一本さえも。
どさっ。
重みを受け止める草のない大地に倒れる音。
「ヒィ様!!」
ヒスイの体からは紫煙が昇り、みるみると15歳ほどの体形になっていた。
ズルズルと這いずり、ようやく主の元へ辿り着いた用心棒は、ただただすすり泣いた。
「…申し訳ありません。俺が…、俺にもっと力があれば…!!あなたに「手」を使わせずにすんだのに…!!」
ヒスイは意識を失ったままぐったりとしている。それを背に担ぎ、カワセミは歩を進めた。一歩歩くごとに全身が軋む。だが、それすら自分が守れなかったものの重みのような気がして、歯を食いしばってこらえた。
「二度と…、二度とあなたをこんな目には合わせない。俺が全部薙ぎ払ってやる…。」
涙に潤んだ目の奥に、小さくも猛々しい炎が揺らめいていた。
みたいな。
ようは、「強大な力を持つ主人公」が何らかの理由で「力を封印」され、しかしその「力を使わざるを得ない状況に陥る」シーンが書きたかっただけです。
この話はもう少し構想を練っておくつもりです。
というかこいつら脇役組だし。
どうにも脇役ばかり好きになる傾向があるので、自分の書くものではきちんと味のある主人公を描ければいいなー(遠い目)とか思っています。
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